第1章 ご来場いただくお客様の感染防止
1.施設所有者との調整
(1) 手洗い・手指の消毒を励行するとともに、入場口付近及び各所に手指消毒剤を設置し、使用を促す。
(2) 非接触型の体温計を配備し、利用を案内するスタッフを配置する。
(3) 接客や対面での案内を行うスタッフにはマスクを着用させ、必要に応じて手袋も使用させる。
(4) お客様が並ぶ可能性がある場所に、前の人から1m以上(可能なかぎり2m)離れることを求める案内を掲示する。
(5) トイレについては不特定多数が接触する場所は、清掃・消毒を行う。
(6) 不特定多数の人が触れる箇所(扉、蛇口、手すり、テーブル、椅子等)を、1日数回程度消毒する。
(7) 会場内でお客様が入場するすべてのエリアで適切な換気を実施する。
(8) 体調を崩されたお客様を案内する別室を確保する。
2. 感染防止対策の周知
お客様に以下を徹底いただくように周知する。
(1) 感染防止のための公演主催者からの要請事項を守る。
(2) 会場における「3密」を避ける。
(3) 会場内ではマスクを常時着用し、咳エチケットも実践する。
(4)主催者からの要請をお聞き入れ頂けずに、会場内でのマスク着用や、席エチケットについて守っていただけない場合は退出いただく。この場合の入場料は返金致しません。
(5) こまめな手指消毒又は手洗いを行う。
(6) 来場前に検温し、次の条件に該当する方は入場できないことを周知する。
① 37.5度以上の発熱がある。
② 咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐の症状がある。
③ 新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある。
④ 過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴、及び当該在住者との濃厚接触がある。
3. チケット販売と発券
チケットの販売と発券は、接触を抑制する観点から、可能な限り以下のように行う。
(1) チケットは事前にご購入若しくはご予約いただく。
(2) チケット購入若しくは予約時に緊急連絡先をお教え戴く。(但し知り得た個人情報は万が一感染が疑われる人が出たときの緊急連絡以外には使用しない。)
(2) チケット販売のスタッフにマスクを着用させ、必要に応じて手袋も使用させる。
(3) 当日券を購入する際は、チケット売場で前の人と1m以上(可能なかぎり2m)間隔を空けて整列していただくようスタッフが指示する。
(4) チケット販売窓口スタッフに、入退室の前後は手指の消毒、又は手洗いを丁寧に行うことを周知する。
4. 入場時の対応
入場時における接触を抑制する観点から、以下のように行う。
(1) 会場に入場するお客様が密集することを避けるため、段階的に入場を行う。
(2) 入場するお客様に、前の人から1m以上(可能なかぎり2m)離れることを求める案内を掲示する。
(3) 入場時のチケット半券のもぎりはお客様で行っていただくよう周知する。可能であれば、主催者が目視で確認する方法も取り入れる。
(4) 入場後は、手洗い又は手指の消毒を行うよう周知する。
(5) 原則として、プログラムの手渡しは行わず所定の場所からお客様ご自身で取っていただくようにする。
(6) チケットもぎりのスタッフにマスクを着用させ、必要に応じて手袋も使用させる。
(7) お客様に出演者の入待ちを控えていただき、プレゼントや花束等は控えるよう周知する。
5. 客席
客席は、感染状況を踏まえながら、公演中の接触をできるだけ避ける観点から、当面は以下の対策を講じる。
(1) 座席の最前列付近は、公演する演目や内容を踏まえ舞台面から適切な距離を確保する。
(2) 感染予防に対応した座席対策(座席と座席との距離を確保した席配置、又は距離を置くことと同等の効果を有する措置等)に努める。
6. 開場時、休憩時間における対応
開場時や休憩時間は、接触を控える観点から、以下のように行う。
(1) 開場時及び休憩時間
マスクを着用し、会話は控え、自席で静かに過ごすよう周知する。
不特定多数の人が触れる場所を触れた場合には手洗い又は手指の消毒を周知する。
お客様ご自身の手で顔等を触らないよう周知する。
余裕を持った休憩時間を設定し、時間差でトイレなどを利用するよう周知する。
ブラボー等の声援は控え、拍手のみとしていただくよう周知する。
(2) 飲食を提供する場
飲食を提供する場合は、接触を控える観点から以下のように行う。
飲食を提供する場合は、少なくとも1mの間隔をあけて座席を配置する。
使い捨ての紙皿や紙コップを使用することを周知する。
お薬の服用や水分補給のための飲料水は持参いただくよう周知する。
(3) トイレ
トイレでは、少なくとも1m以上の間隔を空けて整列するよう周知する。
トイレの使用後は、蓋を閉じてから流すよう周知する。
7. 公演終了後の対応
全公演が終了した後の対応については、接触を抑制する観点から、可能な限り以下のように行う。
(1) 退場時について
公演終了後は、混雑を避けるため、時間差を設けて退場する。
楽屋口等での出待ちはお断りする。
出演者へのプレゼントや花束等は控えるよう周知する。
(2)物品販売 物品販売を行う場合は、接触を控える観点から以下のように行う。
CD、パンフレット、その他商品等の販売を行う場合は混雑しないよう入場制限を行うことを周知 する。 CD、パンフレット、その他商品等の販売を行う場合は、少なくとも 1m 以上の間隔をあけて整 列するよう周知する。
スタッフがマスク、手袋を着用することを周知する。
不特定多数の人が触れるサンプル品・見本は置かないようスタッフに周知する。
8. 当日、感染が疑われる人が出たときの対応
公演中に体調を崩されたお客様がいた場合は、以下のように行い、適切に対応できるように心掛ける。
(1) 速やかに別室へ案内し、隔離する。
(2) 対応するスタッフは、マスクや手袋を着用のうえ対応する。
(3) 速やかに、医療機関及び保健所へ連絡し、指示を受ける。
(4) 保健所等の公的機関による聞き取りに協力し、氏名及び緊急連絡先を把握し名簿を作成する等、必要な情報提供を速やかに行えるよう体制を整える。
(5) スタッフによって取得した個人情報は、漏洩することがないよう充分な対策を講じる。
第2章 出演者・スタッフの感染防止
1. 基本的な感染予防対策
日常生活において出演者及びスタッフ等の感染予防対策として、以下のことを徹底する。
(1) マスクを着用するとともに、咳エチケットも実践する。
(2) 小さな節目ごとに、手指消毒又は手洗いを丁寧に行う。
(3) 日々、充分な睡眠を取り、水分を摂取することをはじめ、健康管理に努める。
(4) ステージ衣装やスタッフ衣装等はこまめに洗濯する。
(5) 楽器・楽譜を取り扱う者は手指消毒又は手洗い等日常的な感染防止対策に努める。
(6) 自宅で定期的な検温を行い記録し、必要がある場合、公演主催者等に提出できるよう準備する。
(7) 公演又はリハーサル開始までの1週間に、次のいずれかの症状がある出演者は、医師又は関係機関に相談し、その判断に基づき、主催者は出演の可否を決定する。
37.5度以上の発熱があった。
咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐の症状があった。
新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触があった。
過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴、及び当該在住者との濃厚接触があった。
2. 関係者との連携体制の構築
感染リスクをできるだけ避けるため、スタッフの人数は必要最小限に留め、関係者との連携体制を構築する。
(1) 公演に関わる関係者を事前に把握し緊急連絡先を確認する。
3. 当日の会場入りの際の対策
公演当日及びリハーサル当日、会場入りする際は、出演者・スタッフは次のようなことを徹底する。
(1) 公演当日及びリハーサル当日は会場入りする前に自宅等で検温し、記録をする。
(2) マスクを着用し、咳エチケットも実践する。
(3) 記録した検温結果を公演主催者に報告する。
(4) 会場入りしたらまず手洗い、手指の消毒をする。
(5) 控室、楽屋では、できるだけお互いに距離を保つ。
4. 演目・プログラムの対策
演目・プログラムの選定は、公演内容での感染リスクを避ける観点から、次の点について配慮する。
(1) 会場のある自治体の感染状況や各自治体の発している方針を踏まえながら、感染防止対策の対応がどの程度実施できるかを踏まえて演目・プログラムを検討するよう努める。
(2) ステージ上のスペースに対して出演者間の十分な距離が取れる演目・プログラムを検討する。
(3) 公演形態における感染予防対策は以下の項目を検討する。
鍵盤楽器、管弦打楽器(ソロやデュオ〜室内楽、吹奏楽、オーケストラについても含む)
➀すべての演奏者は適切な距離を保持し、近距離で向かい合うスタイルは避ける。
②ステージでの演奏者の位置から客席最前列までの距離について、感染予防に対応した適切な距離を置く、又は同等の効果を有する措置に努める。
③出演者はステージ上においてもマスク着用が望ましいが、演奏上又は表現上の問題を勘案して適宜判断する。
声楽
➀すべての歌手は適切な距離を保持し、演奏上又は表現上困難な場合を除いて近距離で向かい合うスタイルは避ける。
② 歌唱位置から客席最前列までの距離について、感染予防に対応した適切な距離(なるべく2m以上)を置く、又は同等の効果を有する措置に努める。
5. リハーサル、公演時の舞台上での対策
ステージ上では接触を抑制する観点から、次のような行動に努める。
(1) リハーサル中は、演奏者は可能な範囲で、スタッフは原則マスクを着用し、咳エチケットも実践する。会話が必要な場合は十分な距離を確保するか、同等の効果を有する対策をとる。
(2) ステージ上への楽器、椅子及び譜面台等備品の搬入、セッティング及び搬出時、又、譜面台への楽譜のセッティング、回収の際は、特定の人が担当し手袋を着用する等不特定多数が触れないようにする。
(3)ステージ上の椅子や譜面台はこまめに消毒する。
(4) 搬入、セッティング、搬出に際して、十分な時間を設定するなどし、十分な感染対策を講じる。
(5) ステージ上でのセッティングにあたっては、観客との間隔が十分に取れるよう配慮する。芸術表現上又は演奏上難しい場合は使用する客席の位置をステージから十分離す。
6.舞台裏、控室・楽屋等での対策
舞台裏、控室・楽屋等の利用については定期的な換気を心がけ、接触を抑制する観点から、次のような行動に努める。
(1) 同時に多くの人が同一の場所を利用することの無いように、使用人数全体を抑える。又は使用に際して時間差をとるなどの対応を行い、密になることを避ける。
(2) 消毒液などを設置する。
(3) 舞台裏、控室・楽屋では、マスクを着用する。
(4) 控室や楽屋で飲食をとる際は、できるだけお互いの距離を保ち必要に応じて透明ビニールカーテン等の設置対策を検討する。
(5) 飲料水は持参するよう周知する。
(6) 使い捨ての紙皿や紙コップを使用する。
(7) 飲食後のごみは持ち帰りとすることを推奨する。
(8) トイレ
トイレでは、少なくとも1m以上の間隔を空けて整列するよう周知する。
トイレの使用後は、蓋を閉じてから流すようにする。
7. 出演者やスタッフで感染が疑われる人が出たときの対応
公演中又はリハーサル中に感染が疑われる人が出た場合、以下のように行い適切に対応できるように心掛ける。
(1) 速やかに別室へ案内し、隔離する。
(2) 対応するスタッフは、マスクや手袋を着用のうえ対応する。
(3) 速やかに、医療機関及び保健所へ連絡し、指示を受ける。
(4) 保健所等の公的機関による聞き取りに協力し、氏名及び緊急連絡先を把握し名簿を作成する等、必要な情報提供を速やかに行えるよう体制を整える。
(5) スタッフによって取得した個人情報は、漏洩することがないよう充分な対策を講じる。
8. 公演終了後の対応
公演終了後は、できるかぎり次のように行う。
(1) 来場者と接触するような行動は控える。
(2) お客様からのプレゼントや花束等の受理は控える。
(3) 舞台裏、控室や楽屋には長居せず、速やかに着替え等を済ませて、換気のよい場所へ移動するよう心掛ける。
(4) 公演後の関係者等による打ち上げやパーティは控える。